ジュエリーをつけるということ

開催中のLast Dance展示・販売会に行ってきました。早いもので、ブランドがスタートしてからもう5年!ピンクのインビテーションが届いた瞬間から、楽しみにしていました。さりげなくおしゃれなディスプレイにも、毎回ワクワクさせられます。今回は白いフェイクファーを使って、まるでクリスマスケーキの上にジュエリーが飾られているようなイメージです。

今回とくに気になったのが、ちょっとだけ華やかな気分をプラスしたい時ににぴったりの、レースのようなジュエリー。話を聞いてみると、鋳造の複雑な技術によって作られているとか。(記憶違いの可能性がありますので、詳しくは会場でお尋ねください)つけてみると、思ったよりも軽く、いい感じのフィット感。ニットやTシャツにも似合いそうです。黒い服につけると、こんなに効果的!↓

こういった自由な発想からも、ジュエリーを楽しんで作る姿勢が伝わってきます。NEWSの「展示・販売会のお知らせ」に「思いつくままにランダムに作っています」と書かれているように、型にはまらないフレキシブルなジュエリーが、このブランドの面白さだと思います。その一方で、スタート時からずっと変わらず、日本の宝飾職人の技を大切にすることを忘れません。私はこのバランス感覚にも惹かれています。

新型コロナ禍をへて、ジュエリーをつけることの意味が問い直されているように感じています。そう遠くないうちに、宝石の輝きで表面を飾るだけではなく、自分を表現するために、そして自分が心地よくあるためにジュエリーをつける時代が来るのではないでしょうか。どう見られたいかではなく、「どうありたいか」がキーワードです。その時にLast Danceのジュエリーが、肩ひじはらずに自然体で自分らしく装えるピースとして、真価を発揮するはず!です。楽しんで作られたジュエリーだけが、つける人の心を解放できると信じています。

アイキャッチ画像のカラーストーンのジュエリー画像は、あえて全貌を見せないようにトリミングしています。インビテーションカードのカラーストーンの秘密を、11/20(金)までの会期中にぜひご自分の目で確かめてください。

成瀬浩子

WRITER : Hiroko Naruse

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